組織再編の時に必ず出てくる単語です。ボカジカボカジカ。
わからないとお話になりません。
時価というのは市場価格です。
取得後に市場の値段が上がっていれば、時価もそれに合わせて変動します。
簿価というのは帳簿価額という意味です。
帳簿では原則的に土地は取得価額で評価します。
昔々に取得した不動産が帳簿上で簿価で眠っているということもあります。
簿価で計算ができる=課税金額が低くなる、ということでもあります。
その典型が「適格組織再編」というわけです。
なお、適格組織再編とは、次の要件を充たす組織再編行為、すなわち、実際は法人財産の変動がないとみられるような場合をいいます。
①100%持株関係企業グループ内の合併で一定の要件を満たすもの(完全親子会社など)
②50%超の持株関係企業グループ内の合併で一定の要件を満たすもの
③共同事業を行うための合併で一定の要件をみたすもの
実際は法人財産の変動がないから簿価で計算していいよ、ということです。