司法書士ほど謄本のホッチキスを外したり、閉じたりする職種も珍しいのではないでしょうか(ホッチキスを外すと謄本が無効になる?!なんてお話もありますがそれは「その2」で書きます)。

不動産謄本・会社謄本さらには戸籍謄本まで、あらゆる書類はホッチキスとめされていますので、コピーやスキャンをする際にはこれを外して作業をして、また戻すを繰り返すわけです。
そこで再度ホッチキス止めをしたときに、微妙に穴がずれる、もしくは微妙にどころかワイルドにずれるわけです。
お客様としては「新品」ぽい謄本が返却されたほうが嬉しかろうということでホッチキスについて考察してみました。

不動産・会社謄本に使われているのはいわゆる「3号針」が多いです。たまに「10号針」(事務用ステープラーで最も一般的なもの)のこともありますが、多くの場合は「3号針」もしくは足の長い「3号∪針」です。
そして、止め方は「フラット(フラットクリンチ)」になっています。止めた後の紙の裏側の針の両端が丸みを帯びていない真っ平らになっている状態になる止め方です。

3号針でフラットクリンチでは、こちらのものがあります。ちとでかい。
マックス ホッチキス 卓上ホッチキス フラットクリンチ 最大30枚とじ グレー HD-35DF

卓上式のもので3号針でフラットクリンチにできるものはこちらです。
マックス ホッチキス 卓上ホッチキス 3号針使用 最大75枚 フラットクリンチ HD-3DFR

小型かつ針大きめのものであれば、3号針に一番近く、さらにフラットできるのがこちら。
自分はこれを使っています。11号-1M針というこのステープラーのために開発された針で、パワフルかつエレガントにフラット止めできます。

マックス MAX ホチキス ホッチキス バイモ11 フラット 40枚とじ ブルー HD-11FLK/B

が、針の長さが3号針より1.1ミリほど短い…実に惜しい。
止めたときの見本はこんな感じです。許容範囲かな。

さて、ホッチキスを外すと書類が無効になる??という摩訶不思議なお話の考察は次の記事で。