前回はホッチキスの大きさや種類についての話でしたが、今回はホッチキスと書類の効力のお話。
法務局に提出する戸籍や謄本はコピーやPDFにするときにホッチキスを外して、違う大きさのホッチキスで止め直して提出することがよくあります。これについては、ホッチキスが取れた形跡があるから無効ですなんて言われることはありません。
裁判所への提出書類も同様にホッチキスが外れているからという理由で無効扱いされることはありません。
しかしながら!!ホッチキスを外したら書類が無効になる、という取り扱いが行われているところもあるのです。
「ホッチキス外してたら書類が無効になるって・・・だったら、完璧に同じ穴で止め直したら効力が復活するんかいな」と言いたくなりますが、その役所がそういう取り扱いであれば従わざるをえない場合もあるのです。
外国関連の手続きの場合に謄本等のホッチキスを外すと無効という注意書きが散見されます。
領事館での公証手続きや旅券やビザの手続き等の際には要注意です。
あとは銀行のマイナールールでそのような指摘を受けることはあるかもしれません。
前回のホッチキスの記事を参考にして、きれいに止め直したらどうなるんでしょうかね。
ホッチキスを完璧に同じ穴に止め直しをするのは意外と簡単です。
ホッチスを途中まで閉じると針の先っぽが少しだけ出てきますので、1ミリほど針が出た状態で紙を挟んで穴に合わせてガッテツするだけです。
ホチキスを一度外した戸籍謄本は無効なので再取得をと、年金事務所で言われています。
公文書に手を加えるのは、基本的に×です。
コメントありがとうございます。
ホチキスに契印と同じ役割はありません。
私であれば年金事務所からそのような再取得の指示を受けた場合には絶対に再取得しませんが…
ホチキスを外した場合に書面が無効になる根拠法令等があればご教示ください。