コンバーチブルノートについて
コンバーチブルボンドはわりと馴染みがあるのですが、コンバーチブルノートはまだ用語としてもあまり浸透していない感じがあります。
転換社債型新株予約権付社債の一種です。
特徴としては、転換価格を明確に定めない貸付であるという点です。
会社の初期もしくは中間段階で用いられる投資手法であり、会社価値の低い段階での投資を想定しているため、後述のDiscountとCapの設定により、会社がある程度軌道に載った段階で行われる優先株式による投資よりも有利な条件が設定されることになります。
核となる要素としては、次のものが挙げられます。
1.次期資金調達予定日
2.次回資金調達目標金額
3.貸付利息
4.転換価格の設定におけるDiscount 増資前評価額の20%減等
5.転換価格の設定におけるCap 転換価格の上限
転換価格については4or5によって決定されることになります。
この数値の如何により、投資家リスクが決まります。
参考リンク
シリコンバレーで起業した日本人が語るスタートアップガイド2――シリコンバレー流の資金調達
シリコンバレーで起業した日本人が語るスタートアップガイド2――シリコンバレー流の資金調達
Clair Law firm ニュースレター vol.130
https://www.clairlaw.jp/newsletter/2012/11/newsletter1105.html
転換社債2,880万ドルがデフォルト
http://retailweb.net/2015/01/-2880.html